治療よりも大切な予防歯科と
定期検診の重要性について

虫歯や歯周病の治療が終了すると、痛みや腫れがないとそのまま放置してしまう方が多いです。

しっかり磨いているつもりでも、ご自分でお口の中を全てきれいにすることは不可能であり、磨き残しを除去できないと虫歯や歯周病は症状なく少しずつ進行していきます。

虫歯や歯周病は日常生活の乱れが引き起こす生活習慣病です。

そのためブラッシングの方法や悪い生活習慣を改善することで、高い予防効果を期待できます。

毎日のケアをしっかり行えるように的確でわかりやすいアドバイスとサポートを実施しています。

自覚症状が出てからでは、長期間の治療になる場合が多く、他の健康な歯や身体全体にも悪影響を及ぼします。

定期検診で歯のチェックを受け、早期発見、早期治療できるようにすることが大切です。

 

■定期検診ですること

①虫歯や歯周病、お口の中の健康チェック

②定期的な口腔内クリーニングで虫歯や歯周病を予防

③ブラッシングで不十分な所を指摘し、ブラッシング指導を行う

④フッ素塗布による虫歯予防

⑤歯並びや歯の入れ替わりの状態、噛み合わせのチェック（お子さまの場合）

⑥歯に関する相談など

 

■定期検診を受けるメリット

定期検診を受けることによって、虫歯や歯周病を早期に発見でき、早期に治療が行えます。

歯垢や歯石を取ったことがある方はわかると思いますが、取った後の歯は見違えるように綺麗で爽快な気分になります。

口腔内クリーニング（PMTC）Professional Mechanical Tooth Cleaning：専用器具を使用して徹底した口腔内クリーニングを行います。歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目、歯周ポケットなど普段の歯ブラシでは届きづらい場所や歯面に付着したバイオフィルム（微生物の集合体）、たばこのヤニ汚れなどを機械的に掃除して、お口の中を隅々まで綺麗にします。

美容院やネイルサロン、マッサージを行って身体の手入れをするのと同じように、ご自分のお口にも気を使ってみてください。

 

■定期検診を受ける時期

口の中の細菌数や種類、唾液の量や質、歯並び、歯の質、年齢、ブラッシングの状態など、虫歯や歯周病の発生には多くの要素が関係していますから、病気のリスクや原因は患者さんお一人お一人によって違います。

ブラッシングは口の中の健康維持に不可欠だということに間違いはありませんが、確実な予防には自分の病気リスクに合った歯科医院でのメインテナンスを併せて行うことが有効です。

全ての人が同じ方法で、効果的な予防はできません。

当院では、再評価やパーソナルプラークコントロールの程度により定期検診の時期を決めております。

定期検診でのメインテナンスを行わないと、確実に虫歯が進行したり、歯周病が再発したりしてしまします。

当院から患者様に合った時期にハガキが届きますので、必ず定期検診にお越しください。

 

 

口の中の健康状態を口の中だけの問題と捉えている方も多いです。

しかしお口の中の健康は、全身の健康やQOL（生活の質）向上に繋がっています。

歯があることが当たり前になっている人も多いかもしれませんが、歯は失ってからその大切さに気づくものです。

ご自分の両親、祖父母の口元を思い浮かべていただけると、ご自分の将来の状態を想像していただけるかと思います。

いつまでも好きな物を食べ、口元を気にすることなく笑い、不自由なく話す楽しい人生を送るためには、健康な歯と歯肉が必要なのです。

当院では、患者さんの健康や生活の質向上のため、虫歯治療や歯周病治療だけではなく、これらの予防に力を入れて取り組んでいきます。

歯の健康に不安を抱いている方、歯磨きの方法を再確認されたい方、歯医者が苦手で痛くない治療をしたい方、ぜひ一度当院へご相談ください。

 

みなさまの人生が幸せで充実したものになるように、少しでもお役に立てたらと思います。